ヴァンパイアの花嫁
「サンノーゼ、殺すのはやめなさい。とりあえずその使い魔の動きを止めていればいいわ」


「ティナ様!」


アメリアがティナの身を案じて暴れる。


だが、サンノーゼのすごい力に取り押さえられて動けない。


『ご主人様!早く!』


「アメリア、あたしのことはいいの……レオンにさよならを……伝えて……」


ティナは痛みを堪えながらアメリアに伝えた。


「何をっ!?いったいどうしたのですか!?ご主人様にさよならって!?」


不可解な表情のアメリアの口をサンノーゼの手がふさぐ。


「うぐっ……」


アメリアが口を押さえられてばたばたと足を動かす。


めんどくさくなったサンノーゼはアメリアのみぞおちを強く殴るとアメリアは意識を失った。




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