シェヘラザード、静かにお休み

「どうしても何も、ガードナーの家は昔、城に勤める者のひとつだった」

「……え?」

「知らなかったのか」

頬がひくと痙攣する。

生きていたら、自分の根元にぶつかるのは、無いことではない。

「ええ。それはとても、皮肉なことね」

「その末裔が革命家になるなんてな」

「……そのこと」

ルイスに言ったら殺す。
視線が言っていた。

イーサンは肩を竦めて返事をした。あんた"達"のことなんてどうでも良い。

「でも、正直驚いた。あんたが生きていたとは」

シーラは歩みを止める。既に視線は星から逸れていた。

< 222 / 376 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop