Parlez moi d'amour
――15歳も年が違う恋愛なんて、ありえない。

きっと長くは続かない。


「なんだよ! さっきまで悶々としてたくせに! あなたの方が「かわいい」じゃん!」

いいのは今だけ。

いつでも心の片隅で終わりは考えている。

「そんなことあったかしら? 」

「はぁ?! なに調子乗ってんだよ。やっぱ言うんじゃなかった」


それでも

メールが来れば嬉しくて。

呼び出し音が鳴れば胸が高鳴って

「変なヤキモチを焼いてごめんなさい」

「ふふ。いいよ。あなたを不安にさせておいて悪いけど、俺、今すごく嬉しいよ。それだけ俺のこと大好きってことだろ?」


もう少し

もう少し一緒にいたい。って、先延ばしにしている。


「あっ、ごめんなさい。もうおうち出る時間過ぎているわ」

「今日ぐらい大丈夫。あのまま通話終えたくなかったし。じゃ、行ってくる。今日は櫻井の話聞いてから帰ってくるから遅くなるかもしれないけど、終わったらメールするよ」

「はい」

< 15 / 16 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop