風の贈り物
 数時間後、僕の目の前には推理小説家の西木星空先生がいる、先生は数週間前と若い頃にタイムスリップを経験していて、僕はその取材をしている。
 数週間前、西朝子ことペンネーム西木星空は自分のベストセラー警視正白石由理シリーズ
の執筆をすすめていた。警視正白石由理はIQ190があり目が細みで小顔の上化粧の厚い美人で難事件を次から次へ解決していくことで人気が出ている。
 シリーズ累計4000万部の売り上げている。朝子は執筆中は集中するためスマートフォンの着信音はOFFにしている。そのため息子の昴からの着信にきずかないでいる。
 朝子の趣味はコーヒーでキッチンにはコーヒ―豆専用の棚があり常時10種類以上の世界各国の豆が置いてあり執筆をしながら世界各国のコーヒーを飲む事を楽しんでいる。
 今キッチンでは朝子がフィルターにお湯を注いでいてポットにはグァテマラ産地のコーヒーがたまっていく、ポットからカップに注いでいると朝子の鼻にはグァテマラ産独特の甘い香りが伝わってくる。
 コーヒーの香りを楽しみながらコーヒーの飲んでいると、突然息子の昴があわただしく家の中に駆け込んでくる。
 母さんすごい母さんが言ってた日に俺の息子が産まれたよ。ねぇー言ってた通りのでしょ 
ー朝子が嬉しそうに言うと二人はお互いの腕をつかみながら回りだしはしゃいで昴の息子の誕生を喜んでいる。おつついた朝子と昴は仏壇の方を見て昔の私があそこにいるんだよねと朝子が昴に教えるしかし仏壇の方を見ても誰もいない。

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