君の隣で眠りたいーー
こうなることを望んでいたのは、私。



フェンスから落ちて消えたい、と思ってた。



これで楽に慣れるんだ、って。



だけど、、私の手を掴む強い力が私を引き上げた。




どうしてーーーーッッ。



「なんで、助けたの?


私、助けてなんて言ってない‼」



アスファルトに、大粒の染みが広がる。


快晴の空。

雨じゃないのは、確かなこと。



私の涙だってすぐに気づく。



「呼んだろ、助けてって。


あの時、何もかも諦めて居ればあんな言葉出なかったろ。


本当は、生きたいんだろ?



 生かしてやるよ。



俺達が、お前を守ってやるよ」




雷の言葉は、私を決して責めない。



回りを見渡せば、みんな笑ってる。


私は雷の手を握った。




暖かい優しい手。



私は涙した。



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