君の隣で眠りたいーー

お姫様の涙は、枯れることはない。

ーーーーーー


「ここかーー早く行かないとヤバイかも知れない」


何がなんて、聞かなくても分かる。

刻龍総長は、女好きで有名だった。


そんな奴に囚われた美心が、大丈夫の保証なんてない。


「おい、お前ら俺らの姫を帰して貰う」


ニヤニヤ笑う奴等。


胸くそワリイな。


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