君の隣で眠りたいーー
「あれ、ヤられてないの!?どうなってんの?


つか、雷龍の皆さまと何してんの?


離れなさいよ‼」



なんだコイツ。



ああ、さっきの奴らの仲間ってわけか。


美心を見ると、泣きそうに下を向いてる。


目配せすると、青が美心の手を優しく掴む。


ギュッ、と握る手を見てギャルは、また叫ぶ。



「ちょっとあんた、雷龍の方々から離れなさいよ‼


邪魔なのよ。雷様、その子汚れた女よ?


私のが、綺麗よ。ねえ、雷様~」



甘い甘い猫なで声、嫌いな語尾を伸ばしたしゃべり方に、寒気がする。


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