人色-hitoiro-

京夜「伊織。」

だけど、京夜はそんな私の事を
呼び止めてくれた。

伊織「‥‥どうしたの?京夜。
川なんて見て黄昏れちゃって。」

京夜「伊織の事、待ってた。
勝手に帰るから心配したよ。」

その潤んだ真っ直ぐな瞳の中に
吸い込まれてしまいそうだった。

やっぱり、京夜を
諦める事なんて出来ないよ。
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