人色-hitoiro-

~伊織side~


分からないけど悲しかった。

少なくとも私はあの場所で
あんな事を言わない方が良かった。

知りたくなかった事を知った。
目の当たりにして怖くなった。

本当に‥私は何してるんだろう。

気付けば夏は終わりに近付いていて
毎年作ってきた京夜との思い出が
今年は1つもない事が寂しくなった。
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