人色-hitoiro-


ひとつしかなかった。

これから先、どれだけ京夜が
いおの事を避けたとしても
そばにいてしまえばいおは
京夜を忘れる事なんて出来ない。

もしも、今の言葉が
京夜の望んでいた言葉では
なかったとしても京夜は
きっと俺の言葉を信じる。

だって、京夜は今まで一度も俺の言葉を
信じなかった事なんてないから。
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