人色-hitoiro-

~京夜side~


今日は土曜日。
俺がいつものように
橋の上で黄昏ていると
オシャレをした伊織が
手を振っていた。

伊織「また、こんな所で
黄昏ちゃってどうしたの?」

京夜「空を見てたんだ。」

伊織「何で?」

京夜「いつか伊織は言ったよね?
この世界で生きる俺は
父さんと母さんに幸せを
伝えなきゃいけないって。
じゃあ、もしも俺がその幸せを
伝えられなかったら
父さんと母さんは悲しむのかな?」
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