人色-hitoiro-

茜「‥うん。まあねえ。」

奏「適当な事言って
九条くんの所へ行かせないように
する事も出来たのに出来なかった。」

ただ、誰かに話したかった。
俺が伊織ちゃんを愛していた事。

無くしてしまいたくなかった。
この気持ちを。恋心を。
誰かにも覚えていて欲しかった。
< 721 / 746 >

この作品をシェア

pagetop