人色-hitoiro-


涼介「何か分かんないんだけどさ
あいつって昔からいつもそうで
気に入らない事があるとすぐに1人で
どっか行っちまって、悩んでる事も
怒ってる事も誰にも話さなくてさ。
ほっとけねぇっつーか、とにかく
俺は京夜の事を支えたくなる。
でも、今はやっぱり楓ちゃんに謝りたい。」

楓「どうして私に?」

涼介「楓ちゃんが仮に阿久津くんが
ここへ来る事を知っていたとしても
俺は知らなかったから
そうゆう楓ちゃんの気持ちには
気付いてあげられなかったと思う。
結果、こんな訳分かんない事に
巻き込んでるし本当にごめん。」

謝る俺の手を楓ちゃんは握りしめた。
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