ホテル御曹司が甘くてイジワルです
「あんまり可愛いことを言って煽るな」
「あ、煽っているわけでは……!」
慌ててく首を横に振って否定すると、彼が目元だけで優しく笑った。
後頭部に大きな手が回り、唇がふさがれた。
清瀬さんの唇が私の唇を甘く噛んで、内側の湿った粘膜を柔らかく舐める。
お互いの体温をなじませるようなゆっくりとしたキスが心地よくて、どんどん感度が上がっていく。
「ん……っ」
思わず湿った吐息を漏らすと、歯の間をやわらかな舌が割って入ってきた。
その感触に背筋が溶けてしまいそうになる。
奥まで入ってきた舌に上あごをなぞられて、ぞくぞくと甘い刺激が走る。
思わず目の前にある清瀬さんの肩にぎゅっとしがみつくと、彼がキスをしたまま喉の奥で笑った。
うっすらと潤んだ目を開くと、至近距離で目が合った。
ベッドの上で組み敷かれるのは初めての経験なのに、少しも怖くなかった。それよりも欲望が勝ってしまう。
もっと清瀬さんに近づきたい。もっと触れて、触れられて、清瀬さんの全部を知りたい。