湖都子のポエム9

信じてるけど……不安なの……


地味で目立たない私……
もしかしたら後悔してるかもしれない

あなたはどう思ってるんだろう……

気持ちがあふれそうで
あなたの目を見られない
あなたと会って
普通に笑える自信がない

二人の未来のために……
どうしたらいいのかな?
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湊の大学の最寄り駅で、待ち合わせしていた。

駅で待つ湊。Tシャツとジーパンなのに、カッコいい。私達が声をかける前に、声をかけられていた。何を話してるのかは聞こえない。だけど、告白されてるのは伝わってきた。

きっと、こんなことは今回だけじゃない。いっぱいありそう。綺麗な人……比べて私は………

このまま帰りたくなった。帰りたいって言ったら、「このまま帰っちゃだめだよ。二人でちゃんと話した方がいいよ。私達は、帰るから……」と、美月ちゃんに言われた。

二人で話してと言われたけど、目をあわせることもできない。二人の間に流れる気まずい雰囲気……

「さっきの、見てた……よな……」
「う……ん。綺麗な人だった……ね」
「告白されたけど、断ったよ。浮気なんてしない。」
「私のことなんて気にしないで………他に好きな人ができたら……」
「なっちゃん、俺をもっと信じろ。俺の彼女はなっちゃんなんだから……なっちゃんを好き。だから、浮気なんてしない。なっちゃんがそんなこと考えてるなんて思わなかったよ。逆に、なっちゃんが他に好きなやつができても、他のやつに渡すなんていやだ。」
信じてないわけじゃない。だけど、不安だった……
「私も、浮気なんてしないよ。」
不安にかられたて、あなたをとられそうで……私が彼女なのに、何を焦っていたんだろう。
「彼女とはもう会わないよ。」
「そこまでしなくても……」
「なっちゃんを不安にさせたくないから……大切にしたいから……」
想いはひとつになって……初めてキスをした。甘いキスにめまいがする
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