湖都子のポエム9

二度めの告白

また何も伝えられずに終わっちゃう
愛の言葉も届かない
だけど彼女は戻ってくると信じてる

彼女といられるなら全てをなくしてもかまわない
彼女といられるなら平凡な毎日がキラキラした世界に変わる

彼女がいないとため息ばっかり……
オレには彼女が必要なんだ
なんでわかってくれないんだろう……
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奈緒からの別れの電話……納得なんてできない。悶々と夜を過ごした。

大学で、女に告白された。
「彼女と別れたなら、付き合って」
「彼女と別れてないけど?」
「別れてないの?」
「別れてない」
まわりの女がざわついてる。
「彼女と別れて、その子と付き合うんじゃなかったの?」
「彼女と別れるつもりもないし、そいつと付き合うなんて言ってないだろ?」
「嘘つかないでよ、私たちはその子に聞いたのよ。そう言われたんでしょ?」
「彼女がいらから……付き合えないって……」
「別れたら、付き合うって言われたんでしょ?」
「俺は彼女がいるから、付き合えないとは言ったけど、そんなことは言ってない。お前たちが奈緒になんか言ったのか?」
「だって、別れたがってるって聞いたから……」

奈緒に会いに行かなければ……奈緒の高校に向かう。

出てくるのをずっと待っていた。やっと出てきた。
いつもはなっちゃんと呼んでたけど……
「奈緒、話があるんだ。」
「話すことなんてない。」
「なんで急に別れるなんて言うんだよ。」
「だって……他に好きな人ができたなら……」
と、泣きそうな顔をしてる
「俺の好きなのは、奈緒だけだ。奈緒は多分知らない。俺が子供の頃からずっと好きだったってこと……」
「でも、大学の綺麗な人が……」
「さっき告白されたよ。彼女と別れたなら付き合って……って。」
それで、さっきのを携帯電話で録音したのを聞かせた。
「ほ……本当に?」
「奈緒が好き。どんな女もいらない。他のやつの言葉なんて気にしないで、もっとちゃんと俺を見て……」
「ごめんなさい。私も好き……だよ」
もう二度と俺から離れられないようにしてやる。別れたいなんて考えられないようにしてやる。他のやつにやりたくないって思った。
「ずっと……ずっと……大切にする」
愛しい彼女を強く抱きしめた。
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