虚構のシナリオ
「私、おしゃべりな人って
虫唾が走るほど嫌いなんです。


黙っていてくれます?」




その言葉を聞いた平野は
お構いなしになおも

続けて言葉を発する。



「あなたは裏切られたんですよ。


今まで人形のように
操っていた猛獣に


裏切られた。


そして今度は
あなたに襲い掛かるかも知れませんね?


あの猛獣は」


< 207 / 256 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop