しふぉん・けーき
すると、そこに大さんと朱莉さんがやってくる。

「いたいた。お前ら捜したんだぞ」

「あぁ、ごめんごめん」

軽く真君が返事する。

「しかし、いい席とったな。真」

「そう?」

と4人で花火を鑑賞することになった。

「きれいね。
まるで、私みたい・・・」

朱莉さんがため息交じりにつぶやく。

「確かにきれいですね・・・」

「ね?なつきも思わないかしら?
わたしみたいに輝いてきれいだって」

「あぁ、思ってるよ。
妬み真っ黒で性格も腹黒で、身も心もキレイに何物にも染まらない真っ黒だって」

と、私の代わりに真君が答える。

それを聞いた朱莉さんは真君に足のすねに軽く蹴りをいれる。

「イッタ!!
おい!!何すん―――」

「悪かったわね。身も心も真っ黒で。
私もあなた程真っ黒よ」

「・・・てめぇ・・・!!」

あ~あ・・・

せっかくの花火が・・・

すると、何発もの花火が一気にあがる。

クライマックスだ!!

「やっぱり、私は真君や朱莉さん、大さんと一緒に見ている花火が一番すき・・・!!」

「~~~っ!!
うん。僕も大好き」

今年は、一段ときれいな花火がみれました。
< 138 / 244 >

この作品をシェア

pagetop