しふぉん・けーき
しかし―――

「ちっ・・・しゃあねぇな。
今日は特別だぞ」

と大さんが渋々折れた。

「え?」

私がキョトンとした顔で大さんを見つめていると、

「今日は、俺からのお祝いだ」

と、大さんが答えてくれた。

「あ、ありがとうございます!!」

「いいってもんよ~♪」

あぁ、なんて、恵まれた人達なんだ~

「真のこと、大事にしてやれよ」

「はい!!」

私は今までで幸せな一日を過ごした。
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