くまさんとうさぎさんの秘密
by 宇佐美 優那
ほっちゃんの初舞台の後、私が適当にシロフォンのメロディーたたいて、それからくまさんのピアノにつなぐはずだった。
ところが、私は、実際には、めちゃめちゃ焦りながら、何もできないままに舞台袖に引っ込んだ。めちゃめちゃ焦ったし、ほっちゃんが腕の中でぶんぶんじたばたしながらあばれていたので、メロディーたたくどころじゃなかった。そのまま退散だ。
舞台袖では、平林さんがお腹を抱えて笑い崩れていた。
「シャウトしてたよ。シャウトしてたよね。やるじゃん。めちゃめちゃ舞台映えする子だね。面白すぎ。。」
くまさんの方を振り返ると、彼は、演奏をうまくつなげながら、こっちにひらひらと手をふった。
くまさんも、この状況を楽しんでいる様子だ。
シャウトしながら、予想以上にシロフォンかき鳴らしたほっちゃんは、家族の中では、今日の主人公だった。
< 138 / 138 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

ダイコク
スセリ/著

総文字数/39,917

ファンタジー38ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
私に神話を教えてくれた人は、とってもロマンチストでした。 神様たちは、恋して、愛して、嫉妬して、焦れて、焦らされ、、子どもを育て、、 私にとって神話は、お祖父ちゃん、お祖母ちゃんの恋の手ほどき。 私が書く物語は、みんな嘘っぱちのでたらめだけど、その分だけ生き生きと、キャラクターに命が宿るように気を付けました。 昔々、どこかの地球のどこかの国で。 もしかしたら、私たちのご先祖様かもしれないし、そうでないかもしれない、、 そんな、神様たちの恋バナ、聞いてやってくださいませ。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop