手のひらの天秤 ~究極の選択ゲーム~
翌朝。私は丸ちゃんに電話した。
「車に注意しろって? 私が?」
朝早かったこともあって丸ちゃんは眠そうな声で言った。
「そう! だから外を歩くときは絶対に油断しないで! 今日だけなんとかなれば、多分、もう大丈夫だから!」
「そんな小学生みたいなこと、いくら私がバカだからって大丈夫だよ。それになんでいきなり?」
丸ちゃんはあくびをしながら言った。
たしかに、いきなりこんなこと言ったら意味わかんないよね。