君が好きと言ってくれるなら、なんだっていい
ぷぅっと頬を膨らませる。

そんな姿がすっごくかわいい大ちゃん。
かわいい系の男の子と付き合うのもはじめてで、いままでは本当に真逆だった。



「愛ちゃんはきっと、まだ前に付き合ってた人の事忘れてないんだよね?」


「……え?」


「ちょうど出会った頃言ってたよね。最近別れた彼氏が忘れられないって」



大ちゃんの眉が下がる。



「今のあたしは、大ちゃんとこうして一緒にいることが癒しだよ」



大ちゃんはどっからどう見ても癒し系だ。
代表と言っても過言ではない。

一緒にいると、癒されて元気がもらえる。
だから、あたしは彼の手を取ったのだ。



「ま、一応癒し系の代表と言われてますからねー」



なんて、得意気に言っている。



「さすが、次世代の癒し系スター」


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