Sweets♡Days
窓からさす太陽の光で目が覚めた。
桐島さんもとい桐島と同じ家に住み始めて一週間。
敬語もやめて、さん付けするのも癪なので呼び捨てで呼ぶように。
「ふぁ〜」
あくびをしながらリビングに入ると、
「朝から見苦しい顔見せんな。気分が下がるだろ」
優雅にコーヒーを飲んでいた桐島が、あたしを見て不愉快極まりないという顔をする。
「すみませんね、見苦しくて!」
ムカつきを抑えながら言い返した。
「さっさと、朝飯食って準備しろよ、ノロマ。オープンまで時間ねえんだからよ」
そう言って、テーブルの上に用意してあった朝ごはんを指差す。
ご飯はキッチンがそんなに大きくないこともあり、交代制で作ると決めた。
他にも色々とルールを決め、お互いに出来るだけ干渉し合わないようにしたが、毎日朝から晩まで続く桐島の罵倒にあたしは限界寸前まできていた。