Sweets♡Days
「あ、ごめん。こんな早く起きて何してんの?」
近くにあった椅子に座りながら聞いた。
「俺も目が覚めちまったんだよ。んで、少し肌寒かったからショコラショーでも作ろうと思ってよ」
そう言って、小鍋の中を混ぜる。
「そうなんだ」
「お前の方こそ、珍しいな。いつもギリギリまで寝てるくせによ」
鼻で笑いながら言う桐島。
「楽しみと不安でいっぱいで、いつもより早く目が覚めちゃったの!っていうか、いつもだってそんなギリギリまで寝てないからね」
「そうか?」
バカにしたように笑って返す桐島を軽く睨む。
朝から本当ムカつくなぁ。
桐島の発言にふてくされてると、
「ほらよ」
コップに出来上がったショコラショーを注いで、桐島が渡してきた。