Sweets♡Days


「あの…、ありがとう、桐島」


癪ではあるけど、桐島のおかげなので素直にお礼を言う。


「大体な、俺がいるのに不安になる事自体間違ってんだよ!俺のケーキが売れない訳ないだろ」


さっきとは打って変わって、自信満々に言ってくる。


なんて自信。さすが桐島だなぁ。


だけど、桐島が言うと本当にそうなるんじゃないかなって思えてくる。


そう考えたら心が軽くなった。


「だから、心配すんな」


「うん」


笑顔で頷いた。


「じゃあ、さっさと今日の準備始めるぞ」


「そうだね」


そう言ってオープンの時間まであたし達は、最後の準備に取りかかった。

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