Sweets♡Days


「桐島って、自信家だけど、ケーキ作りが好きなだけなんだね」


「別に俺は、自信家って訳じゃない。ただ自分の力を自分自身が信じられなきゃ、おいしい物なんて作れないと思うだけだ。そのために努力してるんだしな。ま、お前にはマネ出来ないだろうな!」


フッと鼻で笑って言う。


「なっ!今に見てなさい!絶対あんたなんかすぐに越えてみせるから!」


「…精々頑張れよ。期待しないでおくから。じゃあ俺はもう寝る。明日寝坊すんなよ」


バカにしたように言ってリビングを出て行く桐島。


その後ろ姿に"絶対負けないんだから!!"と心の中で叫んだ。


こうして無事に初日を終えたあたし達。


色々あるけれど、桐島との距離も少し縮まった気がした。

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