時を超えた王女と戦国武将達 後編
政宗の方では...。

「おうおう。幸村の隊であって手強いな。」

幸村の相手をする政宗は、余裕な笑みを見せ敵をなぎ倒していく。
その姿を初めて見る者は背筋がゾクリと来るだろう。

「怯むな!行けー!」

叫ぶのは茶色い髪に赤い甲冑を身に纏う真田幸村。

「お前が幸村か。楽しませてくれよ?」

「伊達政宗か。ちっ。面倒な奴と当たっちまった。
やるしかないってことだよな。」

「そのいきだ。来い!」

「遠慮なく行かせてもらう!」

二刀流の政宗、十文字槍を使う幸村。
2人は金属の音を響かせぶつかり合う。
< 39 / 101 >

この作品をシェア

pagetop