学校七不思議
図書館
四月----

それは希望に満ち溢れた月であり、新しい出会いなど待ちうけている月である

そんな四月に合わない心情の生徒が多数、体育館でぼーっと立っていた

「え〜、今日から君達は高校生になるわけで…」


長い長い校長の話…



入学式なのに、初日からテンションが下がる…


「ねぇ、話長くない??」


ふと後ろから話かけられる…

後ろを振り向くと親友の早紀がだるそうな顔をして話しかけてきた


「うん、長いね…」


私はもう誰でもわかるような嫌な顔をして、早紀の方を向いた…


「以上で校長の話を終わります」


「やっとか…」


早紀はやれやれ、という表情で両手を上げて背伸びした


「では以上で、入学式を終わります、各自の教室に移動してください」


長い長い入学式が終わり、わたしたちは教室に移動した



< 1 / 8 >

この作品をシェア

pagetop