少年と魔女

少年13サイ











「おはよう母さん、入るよ」



『おはよう。どうしたの坊や。こんな朝はやくから』



「今日街に行きたいんだけど…」



『あら、なにしに行くの?』



「え、と…ちょっと買い物に…」



『ふぅん。じゃあ一緒に…』



「いや母さんはやることあるだろ!待っててよ」



『…。ミーアちゃん?』



「へっ?あ、いや!ちがう!」



『またミーアちゃんなのね…?昨日も一昨日もミーアちゃんその前の日もミーアちゃん毎日毎日ミーアちゃんねぇ…?』



「許してくれよ!明日には王都留学に行っちゃうんだから!」



『まあ…いいけど。最近言葉使いも男の子っぽくなってきて可愛げなくなってきたわね』



「え…?」



『こんなんで反抗期に入ったら…ママあなたのこと豚に変えちゃうかもしれないわねぇ』



「や、やめてくれよ…。いってくる」



『いってくるじゃないでしょ』



「…いってきます」



『いってらっしゃい』



『…。本当なら王都留学はあなたが行くはずだったのに。私を一人にさせないために断るなんて…ばかね、人間は』




「ごめん母さん金なかった!すこし貸して!」



『…ばかね。人間は』










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