社内恋愛狂想曲
「まあ……経営者とか弁護士とか医者とか、そういう家の子がほとんどの学校だったからな。だから今一緒にサークルやってる高校時代のバレー部のメンバーはみんな、俺があじさい堂の社長の息子だって知ってても誰もそんなこと気にしてない。ちなみに志岐も玲司もその学校の同窓生だ」
なんと、あのサークルの主要メンバーはセレブの集まりだったのか!
みんなごく普通にバレーを楽しんでいたから、言われなければそんなことには気付かなかっただろう。
超庶民の私から見れば住む世界が違うと思ってもおかしくない人たちだけど、余計な情報を取っ払ってしまえば、みんなバレーが好きで集まった優しい人たちだ。
そういう意味では、違う世界なんてないのかも知れない。
食事を終えてしばらく経ち、話が一段落したのでテーブルを片付けかけたとき、瀧内くんが使い終わったお皿を重ねながら何かを思い出したように「あっ」と声をあげた。
「そうそう……。ついでに報告しておきますけど、僕、今月いっぱいで退職します」
「え?」
みんなは聞き間違いかと耳を疑って手を止める。
それ、ついでに報告するようなこと?
ただの社員ならともかく、会長の孫なのに?
なんと、あのサークルの主要メンバーはセレブの集まりだったのか!
みんなごく普通にバレーを楽しんでいたから、言われなければそんなことには気付かなかっただろう。
超庶民の私から見れば住む世界が違うと思ってもおかしくない人たちだけど、余計な情報を取っ払ってしまえば、みんなバレーが好きで集まった優しい人たちだ。
そういう意味では、違う世界なんてないのかも知れない。
食事を終えてしばらく経ち、話が一段落したのでテーブルを片付けかけたとき、瀧内くんが使い終わったお皿を重ねながら何かを思い出したように「あっ」と声をあげた。
「そうそう……。ついでに報告しておきますけど、僕、今月いっぱいで退職します」
「え?」
みんなは聞き間違いかと耳を疑って手を止める。
それ、ついでに報告するようなこと?
ただの社員ならともかく、会長の孫なのに?