秘める二人の、叶わぬ恋の進め方。
もう柊ちゃんとあんな風に日曜日を過ごす事は無くなるんだろうな。
そう思うと、やっぱり寂しかった。
駄目だなぁ私。
もう心も大人になったつもりだった。
それでも、まだまだ子供だな。
結婚を勧めたのは私。
柊ちゃんに幸せになってほしい。その気持ちに嘘なんてあるはずない。
それなのに、寂しい、なんて。
そんなこと思っちゃう自分が凄く嫌だ。
今の私、なんて子供みたいなんだろう‥。
油断していたらジワっと目が涙で潤んだ。
自分の気持ちが自分でもわからなくて唇を強く噛む。
ど、どうして私泣きそうになんてなってるの?
‥‥わからない。
なんで?
今の私の心にあるのは、本当に寂しいって気持ちだけなのかな‥。
それとも。