雨上がりに。
rain1

先輩

葉っぱが散って殺風景になったグランドとセーターを着てくるクラスの女子達が冬の訪れを知らせる。




(高校生活もあとちょっとかぁ)




そんなことを思いながら朝練をする後輩達を眺めていた。




高3の12月。




周りは受験一色で教室内では誰1人として会話をせず、勉強をしている。





夏にAO受験で都内の国立大学に合格したわたし 川瀬茉耶(かわせまや)は他の人の邪魔にならないように静かに過ごしていた。





(暇だなぁ)




冬休みもこれといった予定もなく、ただ坦々と過ぎていく残りの高校生活を平凡と過ごしていくだけだろうなぁと思っていた。




ーあの時までは。
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