恋。



私は、叶わない恋をしました。

私の恋を人に打ち明けたら、皆、きっと笑うでしょう。

「馬鹿げている」
「冗談は止してくれ」

等と言われる方も多いでしょう。


私にも、分かっているのです。
自分のこの恋が、どれほど儚く、馬鹿馬鹿しいものなのか。

分かってはいるのです。

でも、一度この気持ちが恋なのだと気付いてしまったら…



儚くも尊く、馬鹿馬鹿しくも美しい。



私には、あの方以外を好きになんてなれないのじゃないかしら、とも思えてしまうくらい、ふといつの間にか、心酔していたのでした。





その方は、小説家でした。

私がその方の本と初めて出会ったのは、確か小学生か中学生の頃だったと思います。



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