九月一日〜朝から晩まで~


「公衆電話もあるから、
…おまえちょっと親に電話してこい。
今から帰る、って言うだけでいい」

物凄い文句と、
ダダっ子が始まると予想していた。

しかし彼女がしたのは、
裏切りに傷付いた、無言と言う抵抗。

とても効果的であった。

「…お母さん、
心配してんぞ?」

優しく言わざるを得ない。


『 うちの子、学校でいじめられてますよね? 』
『早く問題のある子を、処分して下さい 』
『 まだなの?失礼ですけど、先生のご指導方法に問題があるとしか』

仕事が教育関係だと言う紗良の母親からは、
相当絞られた。


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