大好きでした。ありがとう。
タイトル未編集
北の大地で恋をした。
それは一目惚れというものなのだと、大学1年生の夏、私は初めて知った。
初めて彼を見たとき、身体中を電気が通るような衝撃が走った。彼だけ、この世界で輝いて見えた。その時は「恋」だとは気づかずに…。

旅行先で知り合った彼だけれど、偶然にも同じ大学の同じ学年の学生だった。
数ヶ月後に大学で再会した私たちは連絡先を交換して、それから私たちはお互いのことを少しずつ知っていった。
何を勉強しているの?
将来の夢は?
サークルは?

話しているうちに、奇跡を見つけた。
学籍番号が1桁しか変わらないこと。
誕生月が同じこと。
私は運命の人だと思った。
どうして彼がこんなにもキラキラ輝いているのか、その時理解した。

【…私、彼のことが好き…】

私は恋愛に慎重だから、半年間、片想いをした。もし、振られてしまったらもう連絡も取れなくなってしまうから…。少しずつ彼のことを知っていこうと思った。

でも、2年生になる直前…
"今は彼女いないって言ってたけれど、もし彼が次に入ってくる1年生に取られてしまったら絶対に嫌だ"

この想いから、私は告白を決意しました。
「あなたはとても素敵な人だから、次に入ってくる後輩にも慕われる存在だと思うの。彼氏にしたいな、って思うくらい、素敵だよ」
緊張しながら彼の答えを待ちました。
彼はこう言ってくれました。
『俺も、彼女になって欲しいと思ってた。俺と、付き合ってください』

大学1年の冬、19歳の私たちは彼氏・彼女の仲になった。
初めてのデートは、大学のベンチで私の作った炊き込みご飯のおにぎりを食べたね。
とても寒い冬だったけれど、私の心はあなたのおかげでとてもあたたかかったよ。
< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop