親友だから 【 短編小説 】
殺人鬼がこちらへ向かってきて、通り過ぎようとした時。
私は、殺人鬼の顔面を思いっきり鞄で殴った。
ゴスッ!!!
と、固いものがぶつかり合う音がした。
教科書が入っている鞄なんだから、ダメージはあるはず!
内心は、怖くて怖くて仕方がない。
あたりまえか。
殺人鬼に自分から喧嘩を売ってるんだから。
いつ殺されてもおかしくないこの状況だ。
怖いに決まってる。
だけど、私の予想は違っていた。