先生を堕ろさせる会
報告
本間光留(ひかる)が通う中学校は、愛知県の通常の公立学校である。

朝には部活があり、6時間の授業が終われば、また部活。

光留はバスケットボール部に入り、1年生ながらレギュラーとして活躍している。

あと1ヶ月で2年生になるが、どんなスーパールーキーが来てもレギュラーは譲らない気でいる。



この日も、約1時間汗を流した光留は、教室へ向かった。

教室の後ろの引き戸を開けると、数人の男子のクラスメートが窓際で話していた。

少し耳をすませば、その内容を聞き取ることが出来た。

「最近、小村センセーのお腹大きくなってきてない?」

小村とは、光留のクラスの担任で、理科担当の女教師だ。

「妊娠したって噂聞いたよ」

「えマジで?それって、ヤったってこと?」

「そりゃそうだろ」

「えー、あいつが?」

「うわっ、キモッ」

「なんかイラつくな。ちょっとイタズラしてやろうぜ」

「ああ、いいねぇ」

小村は嫌われ者である。

妊娠を知った彼らは、それが気に入らないようだ。

光留は聞こえないふりをしていたが、とてつもない悪寒に襲われた。
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