蘇らせ屋のボクとヒトゴロシのキミ
「残された親がどう思うのか、父親のあなたならわかるんじゃないですか?」


男性がアンリを見つめた。


アンリは今にも崩れ落ちてしまいそうだ。


だけど、まだ自分の体をしっかりと支える事ができている。


きっと、この子なら大丈夫だ。


「行こう」


柚木さんがそう言い、僕らはこの場を後にしたのだった。
< 135 / 336 >

この作品をシェア

pagetop