蘇らせ屋のボクとヒトゴロシのキミ
既読すら、ついていない。


「いや……」


「もう! モヤモヤするなぁ!」


柚木さんはそう言いしかめっ面をして畳を殴った。


僕も同感だったが、畳は悪くない。


「落ち着いたら連絡があるかもしれないし、今日はもう寝よう」


良く考えると今日は1日よく働いたし、走った。


のんびりしていたら体の疲れが押し寄せて来るのを感じた。


「そうだね。そうしようか」


柚木さんも実は疲れていたのだろう。


珍しく文句を言う事もなく、僕の意見を受け止めたのだった。
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