最恋 ~あなたを知って~
なんとかギリギリに入った教室は
予鈴もなり終わっているというのに
うるさいくらい賑やか。

「結衣は相変わらず遅いなあ、くるの」
「あ、由麻おはよ。起きれないんだから仕方ないじゃん!アラームもどうしてか聞こえないの!」
そう、私はほんとに朝起きるのが苦手。
ここの高校を選んだのも早く起きなくていいように近い高校を選んだからだ。

「仕方なくなんて無いー!あんたが遅いから周也くんもおそくなるでしょ?だから暁もおこってる!怒ってないけど」
「どっちだよ!ていうか惚気かい!笑」
「ちがうし!笑」

話しかけてきたのは由麻(ゆま)
背が低くて小柄で小顔、セミロングの髪はひとつに結んであって、サラサラできれい。すこしわがままだけど可愛い。
彼氏が暁(あき)っていう同級生で、由麻は暁の事が周りがみててわかるくらい大好き
2人が付き合い始めたって聞いた時は本当に嬉しかった
私と由麻は2組、けど暁も周也も3組。
クラスが違うから私も由麻も少し残念…

チャイムがなって先生がくる
2組の担任は大原先生、20代後半くらいの女の先生。
授業は面白いしやる時はやるしでいい先生って評判がいい。
だからみんな先生の言うことはよくきくの笑

HRが終わって授業が始まる
窓側の席でちょうど今日は日が照ってるからあったかくて眠くなる
オール気味の私はやっぱり寝てしまった


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