プロポーズは突然に。





ここのところ、忙しいはずの彼の方が帰りが早い。


それでも相変わらず食事は別々。寝るときは必ず一緒。


近くにいれば普通に会話もするし、一人になりたいときは少し距離を取るし。


そんな生活に特に違和感を感じることはない。












───シャーーーーーーーッ





……至福の時。


仕事で疲れた後のお風呂は本当に気持ちがいい。


しかもこのマンションのお風呂がまた…相当凄い。


普通のシャワーとは別に、オーバーヘッドシャワーも付いている。ハンズフリーで頭を洗えるなんて快適以外の何ものでもない。


それに、肩湯機能や打たせ湯機能で温泉気分を味わえたり、設置された大画面のテレビで好きな映画を観れたり…それはもう贅沢の極みなんだ。
< 169 / 370 >

この作品をシェア

pagetop