ダブル~私が選ぶのはどっち~
長いキスの後、その唇が離れると、私達は激しい息遣いをお互いに感じる。

草野主任の視線が私の目から離れない。

草野主任の目つきが獣のような光を帯びる。

今までのスマートな草野主任とは全く違う…。

草野主任は自分の衝動のままに、私の服を脱がせる。

「琴乃…。」

獲物に食いつくように、私の首筋を噛んだ。

「…んっ…。」

すると私のネックレスが揺れる。

それをチラリと草野主任が見た。

どうやら草野主任自身も自分が抑えられないんじゃないだろうか…、そう思わせるほどの勢いで、私を翻弄し始める。

「琴乃、顔を見せてくれ。」

草野主任の手が私の胸で激しく動く。

< 113 / 193 >

この作品をシェア

pagetop