season
「はる……須賀先生。」
きゅうん。
一瞬の会話で、胸がときめく。
「気をつけて帰れよ。」
あくまでも先生と生徒の会話。
春馬くんは他の生徒と同じように接していて、本当すごい。
だけど…
ちょっぴり寂しい。
春馬くんに触れたい。
ぎゅってしてほしい。
…キス………したい。
どんどん欲張りになっていく私。
今日もご飯作りに行っちゃおうかな。
春馬くん…喜んでくれるかな。
この時の私は、そんな風に、ただただ幸せを感じていた。