Sweet moments ~甘いひと時~


「いいえ、特にはありません。お任せでお願いします。」

「では、いつも通り素材を生かしてとびきり美しく。」

「ふふっ、ありがとうございます。素材がよく無いのでメイクに頼らないと残念な事になってしまいますから。誰か分からないくらい名一杯お願いしますね?」

「またまた〜〜蘭さんってば謙遜しないで下さいよ〜?素材がいいからメイクしがいがあります。化粧なんてしなくても十分すぎるくらい可愛いんだから。さっ!今日は金曜ですからお客様多いですから気合入れていきますね!!!!」

モチベーションを上げるべく、さり気ないお世辞もいつもの事。

鏡に映る自分が人の手によって、徐々に別人の様に変わっていく。

メイクの力は偉大だ。

髪は緩く巻かれ、アップされた。

大振りのイヤリングと首元にネックレスを付けられて完成だ。



これで、自分も綺麗な華の中に混ざっても浮いたりする事はない。
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