Sweet moments ~甘いひと時~


二杯目のコーヒーを淹れ、部屋に戻ると直ぐに秘書課に内線を入れた。


「お疲れ様です、前園です。、、、急で申し訳ないのですが、急ぎの仕事をお願いしたいのですが、、、はい。そうです、では。」


受話器を置き、資料に目を落とす。



随分と子供臭いことをしたという自覚はある。

だが、これであの男達の仕事が終わる頃にはもうSweet momentsは閉まっているだろう。


これが、俗にいう独占欲か、、、。




だがこれで彼女があの男達と会う事を阻止出来たと思うと仕事に集中出来そうだ。

一呼吸して、またパソコンに向かうのだった。





< 150 / 375 >

この作品をシェア

pagetop