Sweet moments ~甘いひと時~


オーナーと向かい合わせで座るとかなりの視線を感じ少し気まずくて下を向いた。

そこへ氷を入れた袋を持って来た桜さんがオーナーの横に座った。
そして手に持っている袋を手渡された。


「取り敢えず、目を冷やそう?」



心配そうな2人の表情。
そんなに酷い顔をしているのだろうか、、。

「、、、ありがとうございます。」


その袋を受け取って目に当てた。

大分熱を持っていたようで、目に当たるとその冷たさが気持ちがいい。






「、、、何があっても聞いてもいい?」


遠慮気味に優しく声を掛けてくれた桜さんに、また涙が滲んでしまう。
< 270 / 375 >

この作品をシェア

pagetop