Sweet moments ~甘いひと時~
一瞬思考が停止した。
呆然と立ち尽くす自分の姿を見て、もう一度しっかりとした声で彼は言った。
「こちらにあるケーキ、全部頂けますか?」
視線を逸らし、ショーケースに目を向ける。
開店してから1時間ほどして店に現れた彼の目の前には殆ど売れ残っているケーキ達。
ざっと数えて40個ほど。
これを、、、全部、、?
「えっ、、と、、こちらを、、全部ですか?」
「はい、全て頂きたいのですが。宜しいですか?」