バイバイ☆ダーリン 恋心編  番外編完結しました
あら!あらら、何となく今日生まれそうな気が…。

今は午後3時のティータイムとなっているけれど、両家の母2人してああでもないこうでもないと、赤ちゃんが生まれてからのことを楽しげに話している。

嵯峨野母と国府宮母が、何故嵯峨野家でお茶しているのかって?それは、両家にとっての初孫であり、初産の花音を心配して、ここ2日ばかり国府宮母までもが同居している状態なのだが、もう1人
嵯峨野商事役員でもある国府宮父も、何だか知らないけれど同居しているのだ。

あと1人、悠輝の婚約者の桜子が会社帰りに毎日立ち寄ってくれている。

皆早く赤ちゃんに会いたくて会いたくて、そわそわウキウキした雰囲気を漂わせていた。

☆*☆*☆*☆*☆*☆*☆*☆*☆

『あのう、スミマセンが、もうそろそろ病院に向かいたいのですが…』

あらまあそうなの?さあ、頑張ってポーンと生んじゃいなさいね、と花音の母が言う。

本当にポーンと生まれてくれたらいいのだけれど…。

初産でドキドキの花音に、母達はきっと大丈夫!貴女なら頑張れると励ましてくれる。

母は運転手に車を出すよう言って、花音を病院へと連れて行った。

病院に着いても少し余裕があって、もういよいよとなった時、昴と嵯峨野家2人と国府宮父そして桜子が揃ってやって来た。

そうこうしているうちに、本当にポーンと可愛らしいお姫様が誕生して、歓喜のあまり跳び上がって喜ぶ両家の人々。

きっと皆、素敵なお祖父さんお祖母さん、伯父さん伯母さんになっていくのだろう。


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