お見合いだけど、恋することからはじめよう

すると、諒くんは目を細めて微笑んだ。

そして、その微笑みはどんどん大きくなり、くくくっ…と、肩を揺らして笑い始めた。

「なにを……今さら……久城の勤める店……にも……行ったじゃ……ないか……」

今や、息も絶え絶えになって、ヒィヒィ笑っている。

……ぎえええぇーーーっ⁉︎
そういえば、あんなオシャレなデパートのジュエリーショップで、あのセレブリティな「久城 礼子」と、ニンニクの匂いをさせて会ってたんだっ‼︎

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