Home * Love 〜始まりは、キス〜





「昨日までは必死だったんだよ…

由夏を好きでなきゃいけないってな…

だから、100%好き…なんて………」

梅田さんは顔を歪ませながら、
苦しそうに話す。

やっぱり、1人で相当
葛藤していたんだ・・・・・



「………梅田さん……」




「いつの間にか、俺の心は鈴ちゃんでいっぱいになってんだよ…」


「………え?」


―――今の言葉。 本気なの?






「今日は離さないから………

鈴?」


━━━私は再び梅田さんの腕の中で。


「何?」

私は顔を上げると…重なる視線。


「好き………」


その瞬間。
私と梅田さんはキスをした━━…



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